本田健(著)『ユダヤ人大富豪の教えⅡ さらに幸せな金持ちになる12のレッスン』レビュー

本書はベストセラーとなった『ユダヤ人大富豪の教え:幸せな金持ちへの17の秘訣』の続編であり、著者の本田健氏がスイス人銀行家ホフマンさんから学んだ、お金と幸せに関するさらなる12のレッスンが収録されています。
12のレッスン
本書は、以下の12のレッスンを通して構成されている。
- お金の知性と感性を高める
- ビジネスをマスターする
- 幸せなパートナーシップがお金を呼び込む
- 自分の可能性を最大限に引き出す
- 成功への第一歩を踏み出す
- 失敗を恐れない
- 感謝の気持ちを忘れない
- 与えることの大切さ
- 自分を信じる
- 夢を持ち続ける
- 行動を起こす
- 幸せとは何か
それぞれのレッスンは、ホフマンさんの言葉やエピソードを通して具体的に説明されており、非常に理解しやすい。
また、それぞれのレッスンが独立しているので、自分の興味のあるところから読むこともできる。
印象的なエピソード
お金は道具である
物語序盤、ホフマンさんは本田健に対してこう諭します。
お金は奴隷ではなく、主人でもない。お金は道具である。そして、その道具を使いこなせるかどうかは、あなた次第だ。
この言葉は、お金に対する固定観念を覆す衝撃的なメッセージです。
多くの人は、お金を単なる物質として捉えがちですが、ホフマンさんはお金を人生を形作るための道具として捉えているのです。
この考え方は、読者に以下のような示唆を与えてくれます。
- お金は使い方次第で、人を幸せにも不幸にもできる。
- お金を支配するのではなく、お金を支配する側に立つ必要がある。
- お金はあくまでも手段であり、目的ではない。
このエピソードを通して、お金の本質とは何か、そしてお金とどのように向き合うべきかを改めて考えさせられます。
失敗は成功の母
物語中盤、本田健はビジネスで大きな失敗を犯します。
しかし、ホフマンさんは彼を責めることはせず、こう励まします。
失敗は誰にでも起こる。大切なのは、そこから何を学び、どのように立ち直るかだ。
失敗を恐れて挑戦しないことは、何も成し遂げられないことをホフマンさんは教えてくれます。
このエピソードは、以下のような教訓を与えてくれます。
- 失敗は成功の過程であり、そこから学ぶことが重要である。
- 失敗を恐れないで、積極的に行動することが大切である。
- 立ち直る勇気を持つことが、成功への近道である。
与えることの大切さ
物語終盤、ホフマンさんは本田健にこう問いかけます。
与えることで、あなたは本当の意味で豊かになれる。与えることを恐れないで、どんどん与えなさい。
お金だけでなく、時間や労力、愛情などを与えることこそが、真の豊かさにつながるという考え方は、多くの読者に深い感銘を与えるでしょう。
このエピソードは、以下のようなことを気づかせてくれます。
- 与えることは、自分自身を豊かにする行為である。
- 与えることで、周りの人との繋がりが深まる。
- 与えることで、感謝の気持ちを持つことができる。
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これらの印象的なエピソードは、単なる教訓ではなく、人生を豊かにするためのヒントを与えてくれます。
こんな人におすすめ
- お金持ちになりたい人
- より豊かな人生を送りたい人
- 自分に自信がない人
- 何か新しいことに挑戦したい人
まとめ
『ユダヤ人大富豪の教えⅡ さらに幸せな金持ちになる12のレッスン』は、お金や成功に関する普遍的なメッセージが詰まった、非常に読み応えのある一冊です。
本書を読んで、あなたも自分にとっての「真の豊かさ」を見つけてみませんか?